2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧
前回の投稿からの流れで、世阿弥が著した「風姿花伝」に興味を持ちました。 世阿弥は、大成した能を後世に残すため、システム化し文章にまとめ、約20もの能楽論を書き遺しました。 そのうちでも「風姿花伝」は初期に書かれ、37歳の時に執筆を開始しています…
世阿弥(ぜあみ)に興味を持ち、本書を手に取りました。 華の碑文: 世阿弥元清 (中公文庫 A 97) 作者:杉本 苑子 中央公論新社 Amazon 世阿弥は、室町初期の能役者・能作者で、父である観阿弥(かんあみ)と共に能を大成した人です。 本名は観世(かんぜ)三…
前回の投稿で、能楽鑑賞の際に以下があると内容が理解でき、より楽しめたと書きました。 詞章のテキスト 詞章の現代語訳 詞章(ししょう)とは、 能、浄瑠璃など演劇的作品の文章で、舞台上で演者や地謡方(じうたいがた)が謡うセリフやナレーションになり…
先日3月3日(日)矢来能楽堂に「羽衣」を観に行きました。4回目の能楽鑑賞になります。 矢来能楽堂は閑静な神楽坂の住宅街にあり、自宅に併設された能楽堂で、アットホームで隠れ家的な雰囲気がありました。こちらの建物は国の有形文化財に登録されています…