能ガキブログ

能楽初心者が未知の楽しみを追求するブログ

読書

世阿弥の能楽論「風姿花伝」を学べる3冊

前回の投稿からの流れで、世阿弥が著した「風姿花伝」に興味を持ちました。 世阿弥は、大成した能を後世に残すため、システム化し文章にまとめ、約20もの能楽論を書き遺しました。 そのうちでも「風姿花伝」は初期に書かれ、37歳の時に執筆を開始しています…

世阿弥の生涯を描いた「華の碑文」を読んで

世阿弥(ぜあみ)に興味を持ち、本書を手に取りました。 華の碑文: 世阿弥元清 (中公文庫 A 97) 作者:杉本 苑子 中央公論新社 Amazon 世阿弥は、室町初期の能役者・能作者で、父である観阿弥(かんあみ)と共に能を大成した人です。 本名は観世(かんぜ)三…

能は幻視を発動させる装置

2冊目として、こちらの本を手に取りました。 能 650年続いた仕掛けとは (新潮新書) 作者:安田 登 新潮社 Amazon 著者は、初めての能で「松風」を鑑賞中、水面に浮かぶ月の風景を幻視したそうです。それをキッカケとして能にハマり、能楽師にまでなられていま…

能は眠くなったら寝てもいい

前回、基礎的な知識ゼロで初めて能楽を鑑賞したので、とりあえず基本情報を押さえようと、こちらの本を手に取りました。 マンガでわかる能・狂言: あらすじから見どころ、なぜか眠気を誘う理由まで全部わかる! 誠文堂新光社 Amazon マンガの割にはじっくり読…